その他の活動

2014.02.24

広報ネットワーク委員会 国内視察研修を実施

広報ネットワーク委員会では、2月16日から17日までの1泊2日の日程で、大型イベント「第65回さっぽろ雪まつり」開催後の“まち”の活気、盛り上げ方の工夫等について視察をしてまいりました。

まず、今年の「さっぽろ雪まつり」の概要報告ですが、2月5日に開幕し11日に終了しました。期間中、日本各地では記録的な降雪を観測しており、特に関東地方を中心に主要空港の閉鎖や主要道路の通行止めがおこなわれたため、10日に開催予定の神戸PRステージが中止になる(さっぽろ雪まつり実行委員会)等の影響が出ました。観光客の大幅な減少の懸念(商店街関係者)があったそうですが、結果的には昨年度の236万人を超える240万人の来場がありました。その背景には、元々札幌市を含む道央地域は比較的に降雪が少ない地域であったこと、海外からのスキー客を誘致してきた観光戦略、近年特にアジアからの受け入れを増やしてきた新千歳空港が機能していたことが挙げられるようです。今年度は、特に関東や関西の主要空港の閉鎖に伴って機体の遣り繰りが出来なかった分を含めると、本来はもっと多くの観光客が訪れていたと考えられます。札幌市の人口が約194万人、北海道全体の人口が約554万人といわれているので、やはり大きなイベントなのだなと思いました。

視察研修中での話です。

タクシーの運転手は、今年度のイベント期間中は例年よりも降雪が少ないものの、道北や道東が大雪になったために、その方面の観光が出来なかったり、手配していたバスが運行出来なくなったりしたために、ツアー客のための輸送手段として多くのタクシー要請があったとおっしゃっていました。

飲食店経営者からは、どの店も書き入れ時であり、自分もどのようにして観光客にPRするか勉強会に参加しているといった話や、やはり大きな店舗でないとツアー客を誘致出来ないといった話を聴くことが出来ました。

販売店経営者は、インターネットや流通網の整備によって、北海道の食べ物や物産は手に入り易くなっているけれども、他の観光地も同様なので、選択肢のひとつとしてではなく、必ず選んでもらえる商品を開発し提供していきたいとおっしゃっておられました。

観光スポットで働く人からは、さっぽろ雪まつりの期間中だけでなく、それぞれの観光スポットの魅力とともに札幌や北海道の魅力を伝え、再び訪れてもらえるように努めていきたいとの意気込みを感じました。

長岡市では、「長岡まつり」という超大型イベントが開催されます。昭和20年8月1日の長岡空襲の殉難者を追悼する行事等が今年も8月1日(金)におこなわれ、2日(土)と3日(日)という絶好の曜日巡りで日本三大花火大会「長岡まつり大花火大会」が開催されます。今年は、平成16年の福島・新潟豪雨と中越大震災から10年を数えます。

イベントを通じて、知って感じてもらうこと、共感をもって再訪してもらえるように、普段から自分たちの“まち”について学んでおくことが、“まち”のためになるのだなと改めて感じた研修視察でした。

旧札幌農学校演武場(時計台)

ご存知、旧札幌農学校演武場(時計台)。大人200円(小中学生は無料)という観覧料でしたが、開拓当時の写真や資料も多くあり見応えがありました。

北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)

北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)。1888(明治21)年に建てられ、約80年間使用されていた建物。過去の火災で内部と屋根は消失しましたが、壁の赤レンガは当時のまま(火災後に復元)。

JR札幌駅前にて

JR札幌駅前にて。一人はカメラマンのため写っていません。「ここが(冬の)北海道?」っておもうほど、雪がないし、寒くない。

お土産でいっぱいに

ほとんど手ぶらで行ったのですが、今井さんお勧めのお店を回って、最終日にはお土産でいっぱいに。