国外視察研修「トリアー視察交流事業」
開催日時:平成29 年6月22日(木) ~ 28日(水)
開催会場:訪問先 ドイツ トリアー市 他
参加人数:21名
担当委員会:研修委員会
6月22日(木)から28日(水)にわたり、長岡市と友好姉妹都市であるドイツのトリアー市への視察研修事業を行いました。
遠藤会長以下21名の視察団は、22日の深夜、東京羽田空港を飛び立ち、約13時間のフライトの後、ドイツ最大規模の空港、フランクフルト国際空港に到着しました。陸路バスにてトリアー市への約3時間の道のり、車窓からは広大な丘陵地が永遠と広がります。
日本でいう北海道の大地の何倍ものスケール感に圧倒されながら、ドイツの名物アウトバーンをバスは疾走し、ようやく旅の目的地トリアー市に到着しました。
トリアー市は、大変歴史のある街で、古代ローマ帝国時代に隆盛を誇りました。約2000年前の遺跡やドイツ最古の大聖堂は世界遺産にも登録されています。街並みもとても美しく、見どころの多いちょっとした観光地です。
旅の目的は大きく分けて3つ。1つは企業訪問、工場視察。友好姉妹都市10周年の記念式典への参加。そして、ヨーロッパの歴史と、風土と食文化を堪能しながら、参加者同士の交流の促進です。
(企業訪問・工場視察)
先ず我々一行が研修したのが、スイスに本社を置く、世界有数のタバコ会社である日本たばこインターナショナルです。ウィルソン、ウィンストン、キャメルなど有名なブランドを生産し世界中に販売しています。残念ながら諸事情により工場見学は出来ませんでしたが、日本から来ている社員の方から説明を受けました。品質を第一に、製品は伝統的なブランドと新製品があります。近代的な技術革新により、製品は同様に高い品質基準を保持し、企業の成長に重要な役割を果たしているとのことです。
ドイツと言えばビール。次に訪問したのが、有名なブランドの「ビットブルガー」の工場です。製造過程を見学したのち、大いにビールの試飲を楽しみました。
そして、こちらも美味しいドイツワイン。モーゼル川の流域はブドウの産地でリースリング種を原料とした甘口のワインやゼクトと呼ばれるスパーリングワインが有名です。
伝統豊かな館で作られているクラシックで上質の最高級ゼクト(スパークリングワイン)の生産工場のSMWを視察しました。
(トリアー市との交流)
初日の夜、トリアー市内はお祭りで盛り上がっていました。我々は遠藤会長を先頭に、市内のお祭り会場をパレードし、お祭りのオープニングセレモニーに参列しました。そして遠藤会長は長岡市の代表として、トリアー市長らとともにセレモニーに参加。長岡市長に成り代わって大勢の観衆の前で挨拶をされました。非常に和やかな雰囲気の中オープニングセレモニーが行われました。
2日目は、市の訪問団と同行し、トリアーの名産である白アスパラガス料理の振る舞いや、長岡出身のソプラノ歌手、鈴木愛美さんのコンサート鑑賞を楽しみました。夜は日独協会主催の記念パーティーがSMW社で開催され、長岡市訪問団とともに参加しました。SMW社のおいしいワインやドイツ料理を堪能しながら交流を深めることが出来ました。
長岡市とトリアー市の交流がますます盛んになり親睦が深まっていくことで長岡の発展にも寄与するものと確信を持ったパーティーでした。
青年部としての公式事業は2日目で終了。フランスのパリ経由で帰路につく班と、せっかくだから足を延ばしてローマ観光する班とに分かれて、参加メンバー同士の交流を大いに深めることが出来ました。とても思い出に残る研修旅行でした。